友人に誘われてホットヨガを始めて4年。それまではヨガ教室に通っても、途中で挫折続きだった私が、こんなに長く続けられていることに驚きます。そして温度と湿度の高いスタジオで行われるホットヨガをするようになって、体の変化も多く感じられるようになりました。
この「Onbi」のサイトでは、ヨガ専門のページがあります→ヨガのおかげ ポーズや効能などはそちらを見ていただくとして、子どもの頃から身体が硬いのが当たり前だった私が、苦手だった「身体を伸ばすこと」に取り組み始めて変わったことをご紹介します。
ヨガとホットヨガの違いは?
インドを発祥の地として、4000年以上の歴史を持つと言われるヨガは、多くの人や国に伝わり、その土地独自の文化と融合して発展してきました。現在、ヨガには多数の流派や種類がありますが、そのスタイルは高温多湿な環境の中で行う「ホットヨガ」と常温の中で行う「ヨガ」がよく知られています。
筋肉量を増やすヨガ
ヨガは過ごしやすい環境で行い、スタジオに夏は冷房、冬は暖房が付けられることもあります。海辺や公園など自然な環境の中で行われることも多いですね。瞑想を重視したヨガでは、身体の動きが少ないために汗をかくことはほとんどありませんが、適度な室温の中ではより多くのヨガのポーズをとることができ、筋力をつけられて筋肉量が増える傾向があります。通常、ヨガは常温で行うもの。ゆっくりした動きでポーズを取っていくという方法が一般的ですが、それだけでは物足りないという人のために「パワーヨガ」という筋トレの要素が強いエクササイズとしてのヨガも生み出されました。
デトックス効果の高いホットヨガ
ホットヨガは室温38~40℃、湿度55~65%程度の環境の中で行います。大量の汗をかくので、1時間に約1リットル以上の水分補給を要します。水分をたくさん摂ることで代謝が良くなり、さらに発汗量も増えます。加えて血の巡りも良くなり、詰まっていたリンパなどの老廃物が押し流されるため、デトックス効果が高まります。
ホットヨガにはリラクゼーション効果もあります。身体が温まることで過敏になっていた神経が休まり、体内に溜まっていた老廃物と一緒にストレスも放出されます。不要なものが体外に放出されることで、心身ともにリセットされ、精神の安定に繋がっていきます。
50代の私がヨガを続けて何が変わった?
冷えをほとんど感じなくなった
ホットヨガを始める前までは、冬場は寝るときに靴下をはいたり、手の指の血流が悪いため、しもやけになったり、手が人から驚かれるほど冷え切っていたものでした。
ホットヨガで毎週1回身体を芯から温めるようになって以来、冬場でも身体が冷えて眠れないということはなくなり、以前は手放せなかったホットカイロも必要なくなり、何より寝つきが良くなりました。
汗を大量にかけるようになった
真夏はもちろん汗をかきますが、普段の生活の中では運動をした時くらいしか汗をかかないものです。週に1度のホットヨガで、額から滴り落ちるくらいの大量の汗をかくようになったことで、暑い時はすぐ汗が出るようになりました。
真夏でもそれほど辛くなくなった
汗を大量にかけるようになったことで、身体の中に熱がこもりにくくなった気がします。また、普段から室温38〜40℃のヨガスタジオに慣れたことで、夏の暑さにもずいぶん耐性がついたようです。
水分をたくさん摂れるようになった
暑いホットヨガのスタジオでは、1回のレッスン中に500mlのペットボトルは軽く飲み干してしまいます。真夏のレッスンだともっと飲んでいるかもしれません。これを続けていくうちに、普段からたくさん水を飲めるようになり、トイレに行く回数も増えたので、体の巡りは確実に良くなっていると実感できます。
これからもずっと身体を伸ばすためにヨガを続けます
始めたきっかけは「硬い身体を少しでも柔らかくしたいとい」うことでした。4年続けてみて、相変わらず硬いのに変わりはありませんが、身体を伸ばすこと、伸びている場所を意識することが苦痛ではなくなり、むしろ気持ち良いと感じられるようになりました。たとえ1年で1ミリでも良いから、柔らかい身体に近づけていくことがこれからの目標です。
初回はあまりの蒸し暑さに、貧血を起こしそうになりましたが、1時間のレッスンが終わる頃には汗を大量にかいたことで爽快感も感じられるようになりました。また、レッスン後も続くポカポカとした温かさに、血の巡りがとても良くなっていることも感じました。
身体のためにと始めたヨガですが、今では生活の中に欠かせないものとなりました。人と競い合うこともなく、自分のペースで身体の声に耳を傾ける。そんな時間をこれからも続けていこうと思います。
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