レジ袋有料化になった経緯
なぜレジ袋を有料化にするということになったのでしょう?経済産業省の「みんなで減らそうレジ袋チャレンジ」を見ると、こんな経緯が紹介されていました。 ○1人当たりのプラスチック容器包装の廃棄量が、アメリカ・中国・EU・インドなど主要な国の中で「日本が2番目」に多い ○60カ国以上の国で、レジ袋を使用禁止・有料化・税金を課すなどの規制を行っている ○世界のプラスチックの製造・廃棄にかかるCO2排出量が、2050年には気温上昇を2℃以下に抑えるためのCO2排出量の上限のうち15%を占めるようになる ○2017年末に中国がプラスチックごみの輸入を禁止したため、日本国内で処理しなければならないプラスチックごみの量が増大し、廃棄物処理にかかるコストが増大している
プラスチックは、非常に便利な素材です。成形しやすく、軽くて丈夫で密閉性も高いため、製品の軽量化や食品ロスの削減など、あらゆる分野で私たちの生活に貢献しています。一方で、廃棄物・資源制約、海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化などの課題もあります。私たちは、プラスチックの過剰な使用を抑制し、賢く利用していく必要があります。 このような状況を踏まえ、令和2年7月1日より、全国でプラスチック製買物袋の有料化を行うこととなりました。これは、普段何気なくもらっているレジ袋を有料化することで、それが本当に必要かを考えていただき、私たちのライフスタイルを見直すきっかけとすることを目的としています。 引用:経済産業省
日本では、これまで、ひとり1日1枚のレジ袋を使っていると言われていました。レジ袋が有料になることで、自然と皆マイバッグを持つようになってきました。それでも、レジ袋は国内で使用されているプラスチック製品全体のうちの数%だとか。まずはマイバッグ使用でレジ袋を減らし、そこからさらに他のプラスチックゴミの削減に続けていくのが狙いということがわかりした。 これを理解すると、ますますエコバッグの重要性が感じられますね。ではどのようなエコバッグをどんな時に使うと良いのか考えてみました。
エコバッグの種類と使いみち
エコバッグと一口に言っても、今では本当にさまざまな素材、形のバッグが登場しています。スーパーで買い物をした際にレジ袋に変わって使うものという認識だったエコバッグですが、最近ではホームセンターの日用品などはもちろん、書店、ファッションブランドでも基本エコバッグを使うことが当たり前となってきました。 エコバッグが1枚しかない場合は、ファッションブランドで買ったTシャツと一緒に果物や野菜をひとつのエコバッグに入れることになり、それはあまりにも味気ないなと思っていました。そこで、出かける時にエコバッグを数個持ち、店ごと、買い物用途ごとなどに分けて使っています。
布製エコバッグ
軽い、折りたたみしやすいということで、やはり一番人気は布製バッグではないでしょうか。様々な種類が出ています。 【メリット】 ・軽い ・折りたたみしやすい ・種類が豊富で選ぶ楽しみがある 【デメリット】 ・雨に弱い ・刺身や弁当など、蓋のついたプラスチック製品を買った場合、水平に持っているのが難しい
ナイロン・ポリエステル製エコバッグ
こちらも人気。とにかくコンパクトに畳めるナイロンやポリエステル製のエコバッグです。たたむと四角く小さくなるので、折りたたんで小さなバッグにも入れられますね。 【メリット】 ・軽い ・雨にも強い ・たたんでしまえるポケットが一体化している 【デメリット】 ・重いものを入れた時に、肩紐が肩に食い込むことがある ・薄いナイロン製のバッグは、中に入れたものの形がそのままわかってしまう
竹や植物などで編まれた籠
これは好き嫌いが分かれるかもしれませんが、私は個人的に昔ながらの買い物かごはとても便利で好きなアイテムです。長く使えること、使っているうちに経年変化も見られるところがいいなと思っています。 【メリット】 ・底が平らなので、不安定にならず、しっかりとカバンに収めることができる。刺身パック、弁当なども、中身が崩れる心配がない。 ・経年変化が楽しめ、長く使える 【デメリット】 ・どんどん入るため、入れ過ぎて重くなってしまう
保冷機能付きバッグ
夏場に大活躍するのが保冷機能付きバッグ。これに保冷剤も一緒に入れて、産直市場などでたくさん冷蔵品を買う時には持っていきます。しっかりチャックで蓋が閉まるところも、冷気が逃げなくてお気に入りです。 【メリット】 ・冷蔵品を冷えたまま持ち帰ることが可能 ・底が平らなので中に入れたものも安定して運ぶことができる 【デメリット】 ・生地が分厚いのでかさばる
お気に入りエコバッグを使い、環境を守る手助けをしていきましょう
プラスチック製品を減らすことは、全世界でも待ったなしの状態になっています。そのための対策として始まったのが今年7月のレジ袋有料化。小さな一歩だとしても、これがきっかけになってプラスチック製品から紙や他の素材に変えて製品を販売する企業も増え始めています。 個人としてもエコバッグを使うことはもちろん、意識してプラスチック製品を使わない、買わない方向に少しでも進んでいければと思わずにはいられません。 ]]>
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