ペットを迎えたい!購入するの?里親になるの?その違いとは

購入する場合

これまでは犬や猫を飼う場合は、ペットショップで購入する場合がほとんどでした。しかし、無責任な飼い主によって飼育放棄されてしまったり、避妊や去勢をせず、無計画に繁殖を繰り返した結果、ブリーダー崩壊などで多数の犬や猫が悲惨な状況に陥っていることがわかってきました。そのため、生体販売を取りやめるペットショップが増え、現在では里親になったり、ブリーダーから購入するという流れになってきています。 ブリーダーというのは、主に動物の繁殖および改良に従事する人のことを言います。特定の犬種や猫種を繁殖させ、その種に精通し、健康を第一に考えて、計画的に繁殖を行っているプロです。そんなブリーダーから迎えるメリットは、親や兄弟姉妹、親戚などまで知ることができ、将来の体格、性格なども想像ができるということでしょう。 ブリーダーやまたはペットショップからペットを迎える場合は、種類などによって価格は大きく変わります。犬も猫もおよそ¥50,000〜¥500,000ほどすると考えておきましょう。血統などによっては50万円以上など、信じがたい値段の種類も存在します。年齢が小さければ小さいほど値段が高く、年齢が上がると、途端に値段は下がり、中には3万円程度で購入することもできるようです。どのようなブリーダーを選ぶかは、私たちがしっかり判断して決めることが大切と言えます。(犬を飼う場合のみ、登録申請が義務付けられていて、登録料3,000円程度が必要です)

里親になる場合

ペットショップに代わって増えているのが、保護された犬や猫の里親になることです。ドッグ(またはキャット)レスキューなどと呼ばれる保護団体やボランティア団体が、遺棄されたり、迷子、飼育放棄された犬や猫などを保健所から引き取り、預かって新しい飼い主に繋ぐことです。 里親になる方法は大きく分けて3つあります。 ○保健所や愛護センターなどから引き取る ○犬や猫の譲渡会に参加する ○里親サイトで里親を募集している人に連絡を取る 条件を満たしていれば、里親には誰でもなることができます。里親が増えることで殺処分なども減り、悲しい思いをした犬や猫を救うことができます。 里親になる条件は、保護団体や元の飼い主によって多少の違いがありますが、横浜市にある愛護センターで提示されている条件を見てみましょう。

【譲渡を受けていただける方の基準】 ○成人であること。 ○動物を飼育することについて同居者全員の同意を得ていること。 ○猫は屋内で飼育すること。犬を屋外で飼育する場合は、鳴き声・臭気等周辺環境に配慮して飼育すること。 ○万一継続して飼育できなくなった場合に備えて、代わって飼育することのできる親族、知人等を選定し、その者が飼育可能である旨の誓約書(様式任意)を提出できること。 ○飼育場所が集合住宅又は賃貸住宅の場合は、動物の飼育が認められていることを確認できる契約書等の書類(写しも可)を提示できること。 ○年齢や同居者の構成等を考慮した上で、動物を終生にわたり適正に飼育できると面談等で総合的に判断できること。 〜横浜市動物愛護センター〜

まずは、近くの保健所や愛護センター、里親サイトで募集状況を確認してみましょう。また、里親サイトには保健所や愛護センターから犬や猫を預かって、個人で里親を募集しているボランティアの方などもいます。 里親になる場合は、必ずしも子犬や子猫ばかりではありません。成犬や成猫の方が子猫や子犬よりもはるかに多数保護されており、新しい飼い主を待っています。実際に保健所主催の里親のイベントに参加したこともありますが、大人の犬や猫は、どの子もそれまで飼われていた、または生活していた過去があり、それも踏まえて引き取る決意が必要になります。 ただし、メリットとして大人の犬や猫は成長しているので大きさがわかります。そして、性格もある程度推測することができることです。活発なのか、おっとりしているのか、人見知りなのか、人が好きなのかなど、ご家庭にあった犬や猫なのかを判断する材料となります。 里親になると言っても、無料で引き取れるわけではありません。生体代は、基本的に無料ですが、それまでかかったワクチン代や避妊手術代として料金が発生することがあります。特に民間のボランティアの場合は運営費用を確保するため、ワクチン代などを請求することが多いです。我が家で保護した猫もワクチン代や医療費など込みで¥20,000を譲渡の時に払いました。保護し、引き取られるまで育ててくれた保護団体の人への感謝の意味も込めて快く支払いたいものです。 保健所からの引き取りは無料の場合がほとんどですが、犬の登録と狂犬病ワクチンを行った場合は、その費用が発生します。里親サイトでは募集主によってワクチン代を請求したり、受け渡しにかかる交通費負担などを譲渡の条件としたりする場合あります。

病気にならないためにワクチンの接種も飼い主の役目

新しい家族として迎えたペットですが、病気にならないためにもワクチンの接種が必須となります。

猫の場合

○室内飼育の場合は3種混合、外出する猫には4種混合や5種混合などがあります。 ○ワクチンは3種混合で3,000円~5,000円程度、5種混合で5,000~7,500円程度 ○接種は生後2~3ヶ月で第1回目を、その1ヶ月後に第2回目を行い、成猫になってからは年に1回の追加接種を行います。

犬の場合

○犬の場合は年に1回、飼い犬に狂犬病の予防接種を受けさせることは、狂犬病予防法によって義務付けられています。集団接種と個別接種があり、集団接種の費用は¥3,000程度。個別接種の場合は、病院によって差はありますが¥3,000前後でしょう。 ○ワクチンは犬の場合2種から8種ほどまであります。2種混合で3,000円~5,000円程度、7種以上になると7,000円~10,000円程度かかります。 ○接種は生後1年までの子犬期に3回、その後は年1回を継続して接種します。犬の場合は狂犬病注射とワクチン注射の2回が1年間に必要となります。

犬や猫が健康で幸せであるために私たちができること

ペットは飼って家に迎えたらおしまいというわけではありません。命ある生き物を育てるのは、お金も時間も手間暇もかかります。それでも、一緒に暮らしてみるとその存在は何ものにも替えがたく、大切なものということがわかります。 犬や猫の置かれている環境は1匹1匹異なります。どんな出会い方にしろ、縁があった犬や猫には必ず幸せになってもらいたい。そのために私たち人間がしっかりと守っていける環境をを作らなければならないのだなと感じています。]]>

この記事をかいた人

新型コロナウイルスの影響で、マスクをする人がとても多くなっています。もちろんマスクは有効ですが、まずは手洗いとうがいの徹底が重要だと改めて感じています。あとは喉を潤わせておくことも忘れてはならないことの1つ。私はこの時期、いつも以上にお茶を飲んでいます。

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