「STAY HOME」が続いています。緊急事態宣言が解除された県も多くありましたが、首都圏や関西、北海道などは依然として緊急事態が継続されています。たとえ宣言が解除になったとしても、この3カ月間に私たちの身についた習慣が次の日から全て無くなるわけもありません。そして、依然としてコロナウイルスに対して休みもなく懸命に働かれているエッセンシャルワーカーの方々には頭が下がります。
そんなSTAY HOME。我が家は高校生になったばかりの息子と2人で過ごすことになりました。それまでは学校、部活、友達との遊びと忙しく家にいることが少なかったのに、その全てが出来なくなってしまうと家にいるしかありません。ただでさえ思春期真っ只中で口数は少なく、すぐ自室にこもる生活の息子。少しでも会話のきっかけになるように、また気分転換が出来るようにとNetflixに登録し、家で映画を観ることにしました。
最初は「親と一緒に観る映画なんて」などと言っていましたが「しょうがないの。自粛中なんだから。家の中には2人しかいないんだから(他の家族は東京で仕事中)」と半ば無理やりテレビの前に座らせ、映画鑑賞のスタートです。そんな中で見つけた高校生男子と母でも楽しめた映画6選をご紹介しましょう。
Netflixとは
アメリカの運営会社で、世界190カ国以上で1億8200万人以上の会員数を誇る、世界最大手の定額制動画配信サービスです。表示されている作品はすべて見ることがで出来る完全見放題です。作品は「TV番組・ドラマ」と「映画」の2種類に分かれており、TV番組は複数のエピソードで構成されているシリーズもので、映画は単体の作品です。ドキュメンタリーなども、見応えのある作品が多く揃っています。
おすすめ映画6選
最強の2人
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これは有名ですよね。「気分が上がる映画」や、「感動する映画」と検索すると必ず上位に上がってくる名作です。フランスの富豪でありながら、頸髄損傷で体が不自由なフィリップと、その介護人となった貧困層の移民の若者ドリスとの交流の物語。シリアスになりがちなテーマでも、いつも明るいドリスを中心にコミカルに描いたドラマです。
息子評:最初は自分のことしか考えていないドリスにイライラしたけど、段々ドリスのユーモアや優しさに引き込まれるようになった。フランスの金持ちのすごさも分かったし(主人公は、大豪邸に住んでいます)、実話に基づいた映画と知ってびっくり。面白かった。
コーチ・カーター
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運動系の部活に入っている息子には、青春スポ根映画がヒットするはずと思い、選んでみました。これは実話に基づいた映画で、ケン・カーターは、高校バスケットボール部を立て直すためにコーチを引き受けます。自己中心的でさまざまな悩みを抱える生徒たちに厳しい課題を出し、熱血指導でチームが劇的に変わっていきました。親の私は保護者目線で、息子は生徒の目線でどちらも楽しめる映画となっています。
息子評:バスケットボールのシーンが格好良かった!あんなコーチがいたら着いていきたくなると思う。トレーニングシーンを見ていたら、腕立て伏せしたくなってきた。しかしアメリカの高校生、あんなに自由で(パーティーシーンや、日本では考えられない自由な普段着での登校)良いの?
ピクセル
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ゲーム好きな息子が自ら選んだ作品。今から30年ほど前にNASAが宇宙に送った「友好」のメッセージが、大きな誤解を招き、宇宙人はゲームキャラに姿を変え、地球を侵略し始めます。劇中に「パックマン」や「ドンキーコング」や「ギャラガ」、そして「センチピード」などの有名ゲームが登場することでも知られています。ゲームオタクと呼ばれる面々が映画の中でヒーローになっていくのも見ていて楽しかったです。
息子評:昔のゲームが出てきて今との違いに驚いた!でもオタクな見た目の人たちが、ゲームでエイリアンと戦っていくうちに、カッコよく見えてくるから不思議。最後は思わず応援してしまっていたよ!
ビリギャル
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家にこもってオンライン学習をしていた息子が「なんで勉強するのかわからん」と言い出した時に観た映画です。これは、「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」―と言う実話の本が映画化されたものです。学年ビリ、学校からは人間のクズと罵られていた女の子が、ひとりの塾講師に出会い、偏差値70の超難関・慶應義塾大学現役合格を目指すストーリ。講師の支えと家族の愛情、仲間の励まし。自分も頑張ろうと思える映画です。
息子評:勉強をする楽しさや目的がわからなくて、やみくもに走っていた感じだったけど、やっぱりゴールを設定すると力が湧くものなんだなと思った。偏差値40から70まであげるなんてすごい!(でもこれを観たからと言って、じゃあ自分もと爆発的に勉強をするようになった事実はありません。母の目論見は大きく外れました)
シン・ゴジラ
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小さな頃にウルトラマンに熱狂していた息子なので、ゴジラもきっと食いつくはず!と思い選んでみました。が、これはファミリーや子供向けの「怪獣映画」というより、日本の危機に対して、政治家などの対応を前面に出した群像劇となっています。セリフも難しいものが多くて真剣に観てしまいました。登場人物の数は多いですが、暴力や死の直接描写が無いために、どの年代でも観ることができ、最後は考えさせられる映画となっています。
息子評:怪獣映画懐かし〜!こういう地球のピンチの時にはウルトラマン的なヒーローがやってきても良いところだけど、この映画はそういうの一切無しな訳ね。でも政治家が物事を決定するのにすごく時間のかかるところは分かった気がする。
バクマン
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ゲームが好きで漫画が好き。典型的な男子の好みで選んだ作品です。1人は高い画力を持ち、1人は物語を作ることに長けている。そんな二人の高校生がコンビを組んで漫画家を目指していく道のりとその活動を描くいています。最新の映像を駆使して漫画が描き上がっていく様子は、観ているこちらもワクワクしてきます。
息子評:バクマンはしっかり読んだことなかったけど、読んでみたくなった。ジャンプで連載するって相当大変なことでしょ。仕事にするってすごいなと思う。音楽からエンドロールまで漫画らしくて面白かった。
映画を通して会話も増える。視野が広がることも期待して。
こんなに長い休校期間が続くとは思っていなかったので、休校の当初はレンタルDVDを借りに行ったりもしていたのですが、それも追いつかなくなり、またレンタルショップ自体が休業したりで、オンライン映画の配信に登録して結果的によかったと思っています。
外に出られないということで、どうしても狭くなりがちな視野を、映画を見ることで広げられたらな。という親の淡い期待が叶えられるかは今のところわかりません。それでも毎日少しずつ映画を観て感想を言い合い、笑ったり考えたりすることが出来るのも、この時だからこそと思っています。
全ての映画を観るための登録などはこちらへ→Netflix
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