口臭予防だけじゃない!歯磨き粉にはどんな役割があるの?

市販の歯磨き粉には、口臭予防はもちろん、ホワイトニングや虫歯予防などの効果をうたった商品がたくさんあります。

 

もちろん、これらの効果を期待して歯磨き粉を使用して歯磨きをしているのですが、本来の歯磨き粉の役割とは一体どのような役割を持っているのでしょうか?

 

歯磨き粉を使うことで、歯にはどのような効果があるの?

市販されている歯磨きのほとんどは「医学部外品」として扱われ、内容成分にも薬効成分を含んでいるものが多いです。

 

基本的に歯磨き粉の役割として、歯の表面の汚れや着色を落とす役割を持つ「清掃剤(研磨剤)」や口の中に研磨剤を広げ洗浄し、汚れを除去させる働きのある「発泡剤」や爽快感や香りをつける「香味剤」などが基本の成分として使われています。

 

この基本成分に、虫歯予防、歯肉炎、歯周病予防、知覚過敏抑制などの働きを持つ薬効成分を配合しています。

 

本来、歯の表面に付いている汚れは歯ブラシでも除去できますが、歯磨き粉を使うことで相乗効果が生まれ、さらに効果が期待できるということなのです。

 

 

みんなは何を基準に歯磨き粉を選んでいるの?

 

さまざまな効果をうたっている歯磨き粉は、消費者ニーズに対応している反面、何を選んだらよいかわからない人も多いのではないでしょうか?

 

株式会社Dentaluxeと共同でアンケートを取ったアンケート結果で、「歯磨き粉を選ぶ時に最も重視していることは?」の問いに対し

 

「効果がありそう」と回答した人が39,7%でした。約4割の人が、それぞれの歯磨き粉の効果を期待して購入していることがわかりますよね。半面、「安価だから」「重視していることはない」と回答した人を合わせると38%となります。特にこだわりがない、何を飼ってよいかわからないと感じている人も約4割いるという結果になっています。

 

歯磨き粉の持つ効果を期待している人と、特にこだわらない人に2分される結果となっています。

 

歯磨き粉の効果に期待していることは?

 

アンケートの中で「効果を期待して歯磨き粉を選ぶ」とした人に、具体的にどのような効果を期待しているのかと質問したところ、「歯周病、歯槽膿漏改善」と回答した人が27.1%、「歯石除去、歯石予防」と回答した人が26.9%とほぼ同率で、効果を期待していることになります。他にも「口臭除去・予防」が21.5%、「虫歯予防」が13.1%となっています。

これらの結果から、将来的な口腔内の予防に期待して歯磨き粉を選ぶ人が多い傾向にあることがわかります。

 

口臭予防やホワイトニングといったエチケットに関する部分よりも、歯磨き粉も予防薬のような役割効果を期待している人が多いのでしょう。

 

 

実際の口の中の状態は?

歯磨き粉に「歯周病・歯槽膿漏改善」「歯石除去・歯石予防」などの効果を期待している人達の実際の口の中は、そのような心配があるということなのでしょうか?

 

「効果を期待して歯磨きを選ぶ」とした人に、実際の口の中の状態についても回答していただきました。

 

歯磨き粉に期待している結果とは大きく異なり、その結果上位から、「歯が黄ばんでいる」と回答した人は31,4%、「歯石が溜まっている」と回答した人は31,3%、「口臭がある」と回答した人が30,2%という結果になりました。

 

「歯茎が緩んでいる」が20.4%、「歯周病になってよく歯茎から血が出る」が20,2%、「虫歯がある」の回答をした人は16,4%でした。

 

歯磨き粉にホワイトニングを期待している人は6,3%と少ないにもかかわらず、歯の黄ばみを自覚している人が多いことがわかりました。

 

 

歯の黄ばみはどのようにして改善、予防する?自宅でできるホームケアは?

 

歯の黄ばみは、不潔、または老けたというイメージを他人に与えがちです。だからこそ日頃のケアと定期的な歯科医院でのメンテナンスが必要です。

 

まずは丁寧に歯磨きを行うことが大切です。市販の歯磨き粉を使う場合には、研磨剤で歯を削り取ってしまうことを考え、少量使うようにし、手鏡を持ってしっかり歯ブラシの当たる角度などをチェックしながらブラッシングしていきます。

 

清涼感を与える香味料や発泡剤は、丁寧に時間をかけて歯磨きを行う時に、口の中では刺激となることも。そのためにも歯磨き粉は少量使うことが大切です。

 

コーヒーや緑茶、ワイン、カレー、コーラ、紅茶などの着色しやすい飲み物を飲んだ時にもすぐに歯を磨くようにしましょう。またタバコを吸った時などもできるだけ早く歯を磨くことで着色汚れを防ぐことができます。

 

専門家に任せてキレイに黄ばみを除去!

また虫歯も歯を着色させる原因です。黒くなって穴が開くこともありますが、長年被せ物をしている場合にも経年劣化で黄ばんでくることもあります。

虫歯が進行して神経まで浸食してしまった、または治療で神経を取った歯は、歯が栄養を吸収しなくなるため黄ばみや黒ずみが目立ちやすくなります。

 

また、歯に歯石が溜まる、食べ物などで付いてしまった歯の着色汚れは、ホームケアでは十分にメンテナンスできないこともあります。そのため歯科医院での専門器具や材料を使ってのメンテナンスを行うことをおすすめします。

 

黄ばみが気になる歯には被せ物を使って歯並びまで整える「審美治療」もありますが、健康な歯を削り、被せ物をするため、歯科医師との相談をすることが必要です。

 

歯の黄ばみには丁寧なホームケアと定期的なメンテナンスを!

 

自分の歯の悩みに合わせた歯磨き粉を選ぶことも大切ですが、歯の黄ばみは、歯磨き粉を使って丁寧に歯磨きをすることで予防することができます。

 

歯の黄ばみが気になるなら、ホワイトニング専用の歯磨き粉を使うのも一つの方法ですね。

自宅で出来るホワイトニング歯磨き粉「プリオロジー」

また、定期的なホワイトニングや歯石除去を併用することで、口の中は清潔に保つことができ、黄ばみの予防も行うことができるのです。

 

白い歯は清潔感や若々しい印象を与えることができます。黄ばみ予防には、歯磨き粉とプラスして歯科医院での定期的なメンテナンスを行うことをおすすめします。

 

参照元:歯磨き粉の口臭予防は当たり前。これからは黄ばみを解消する時代。

この記事をかいた人

総合病院で勤務医として患者の口腔ケアに尽力する傍ら、2017年に起業。日々患者と向き合う中で、心からおすすめできる歯磨き粉、オーラルケア用品がないことに気が付き、自ら監修したオリジナルオーラルケア販売業を始める。より安全で優れた製品への関心が高まったきっかけとなったのは自身の妊娠。現在は2児の母でもあり、ママ起業家として多数のメディアに出演している。

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総合病院で勤務医として患者の口腔ケアに尽力する傍ら、2017年に起業。日々患者と向き合う中で、心からおすすめできる歯磨き粉、オーラルケア用品がないことに気が付き、自ら監修したオリジナルオーラルケア販売業を始める。より安全で優れた製品への関心が高まったきっかけとなったのは自身の妊娠。現在は2児の母でもあり、ママ起業家として多数のメディアに出演している。