皆さんは湯たんぽを使ったことはありますか?体が冷えて眠れない、日中手足がひどく冷たいという人は、特に湯たんぽの生活をおすすめします。湯たんぽは電気やガスを使うことなく、足元や体の冷える場所に置いているだけなのに、いつの間にか体全体をじんわり温めてくれるとっても優秀な暖房器具なのです。
冬場の寒い時期に湯たんぽを使う生活を始めて2年。湯たんぽを使って変わったこと、良かったことをご紹介します。
冷えの原因は?
寒い季節に手足が冷たくなったり、足が冷えて夜眠れないなどありますよね。冷え性が女性に多い理由として、短いスカートをはいたり、補正下着などで締め付けて血流が悪くなったり、夏場はミュールやサンダルなど素足で履く靴があるなど、女性の生活習慣の方が冷えを招きやすい環境にあるからなのです。
さらに、女性のほうが男性より筋肉量が少ないこと、月経・出産・閉経などに伴ってホルモンのバランスが崩れやすいことなども冷えの原因の1つとなっています。
冷えない対策は?
首回りを温める
首を始め、手首と足首など「首」のつく部分は関節であり、角度を変えて動かすことが出来る部分です。関節を自由に動かすために、手首や足首の皮下脂肪や筋肉は、他の部分に比べて薄く少なくできています。
本来なら筋肉が保温効果の役目をしてくれるのですが、これらの首の部位は筋肉の保温効果があまりありません。また、関節の部分の血管は、皮膚の近くを通っているので気温の影響を受けやすいものです。このことから考えると、首と名のつく部分を冷やさないようにすれば、暖かさをキープすることができるわけです。
運動をする
体の熱は、ほとんどが筋肉で作られます。ということは、筋肉を使えば体は温まるということです。現代社会に生活する私達は、歩くことが減り、スマホやパソコンなどの前でじっとしていることが多くなりました。すると下半身の筋肉は同じ姿勢のまま動かすこともありません。
体中を巡る血液を動かす「ポンプ」の役割をするのは心臓ですが、それだけではなく、ふくらはぎにも血液を流す大きなポンプの役目があります。ただし、心臓は自分の意思と関係なく働きますが、ふくらはぎは自分で動かそうとしなければ動かない場所です。このためには運動が不可欠で、体を動かせばそれだけ筋肉が動き、血の巡りが良くなり、体が温まるということになります。
栄養バランスの取れた食事に気をつけ、朝食は必ず摂る
人間は寝ている間に体温が下がるので、朝の体温は一番低い状態にあります。さらに空腹で血糖値も下がっている状態で外出しては、体にスムーズにエンジンがかかりませんね。
毎日の朝ごはんは、冷えた体を温めながらバランス良く栄養が摂れるものを食べましょう。忙しければ暖かいスープやお茶を飲むだけでもだいぶ違いますよ。冷たいものよりも温かいものの方が消化にもよく、胃腸に負担もかかりません。
厚着は冷えの元。重ね着で工夫する
寒いのは嫌だからと分厚いセーターの上にダウンジャケットを着ていたりしませんか?確かに暖かそうに見えますが、実は暖かさを作るのは服と服の間の空気の層がどれだけあるかによって決まるのです。1枚の分厚い服を着ているより、薄手の下着や服を何枚か重ねて空気の層を作ってみましょう。
靴下も最近話題の「冷えとり靴下」などは何枚も重ねて履いたりしていますね。重ね着の良いところは、気温によって脱ぎ着して調整が出来るところ。体を冷やさないためには服と服の空気の層を作ることを意識して着てみましょう。
湯たんぽのメリット・デメリットとは
体を冷やさないために湯たんぽを日常的に使っている私ですが、湯たんぽはどんな風に役立つのでしょう。ほとんどメリットばかりですが、少しだけデメリットも入れてまとめてみました。
メリット
・他の暖房器具に比べて購入するときの値段が安いこと。
・湯を沸かすとき以外に光熱費がかからないこと。
・湯を入れてしまえば火災の危険性が無く、室内の空気を汚したり乾燥させる事が無いこと
・小さな子どもやペットがいても、湯たんぽならば安全に温めることができる
・足だけ、お腹だけ、手だけなど集中して局所的に温めながら、次第に体全体がポカポカしてくること
【特にペットには安心!】ペットのいる家庭には、湯たんぽはおすすめです!長時間留守にする場合など、ヒーターをつけて行くのも心配だし、電気代もかかるのでどうしたらいいかと思っていましたが、湯たんぽを置いて毛布やタオルなどで包んでおくと、我が家の犬や猫は暖かさがわかってそばに近寄り、暖を取るようになりました。
デメリット
・湯たんぽの素材にもよるが、肌に長時間当てると「低温やけど」になる場合も、心配ならば眠るときはカバーをかけたり、タオルで包むのが良い。
・毎回お湯を沸かして入れるのが面倒である。お湯を入れるときに火傷の可能性もあるので注意。
湯たんぽの使い方
眠る前に湯たんぽをセットして布団の中に入れておくと、冷えやすい足元からゆっくりと温めてくれて幸せな気分で眠ることができます。けれど湯たんぽの使い方は足元だけじゃないんです。眠るとき以外にも使える湯たんぽの活用法をご紹介しましょう。
・入浴前には筋肉量の多い「太ももの前側」「お腹」「お尻」「二の腕」などを温めるようにする
・入浴中は湯たんぽを布団の中に入れ、お尻や腰の位置に入れておくと体の冷えを防ぐことができる
・日中も断続的に湯たんぽで「腹部」「お尻」などを温めるようにすると良い
・ペットには電源を使わない湯たんぽの方が外出時など留守にする場合に安心である(我が家のペットは湯たんぽのある場所を知っているので、布団でも湯たんぽの周りに丸まって寝ています)
体を芯から温めてくれる。冬にはぜひ湯たんぽのある毎日を!
我が家で使っているのはこちらの湯たんぽ。温美 湯たんぽゆ〜ったり
昼間はお腹に乗せたり肩に乗せたり、腰に当てたりと体を温め、夜は布団の中に入れて温まっています。すっかり湯たんぽ生活が気に入ってしまい、冷え性の娘たちにもお揃いの湯たんぽを送ったほどです。
空気が乾燥しないし、電気代はかからない。でもしっかりと寒い冬の夜も体を温めてくれる湯たんぽ。その便利さを一度体験するときっと手放せなくなること間違いなしですよ!
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