掃除特集その3【過炭酸ナトリウム】は浮かせて落とす酸素系漂白剤

漂白剤と言えばツーンとした刺激臭のある「塩素系」が思い浮かびますね。手袋やマスクは必須だし、万が一衣服に跳ねてしまうと、たちまち漂白されてしまう。混ぜると危険!などの文字も大きく書かれていて、使うのに勇気がいる薬品でありながら、日々の生活で使う場面は多々あるとことでしょう。

ナチュラルクリーニングを実践してからは、その塩素系漂白剤を手にすることはほとんどなくなりました。なぜなら塩素系の代わりに酸素系漂白剤である「過炭酸ナトリウム」を使用しているから。刺激臭が無くて使いやすいのに、しっかり漂白や除菌、消臭などの仕事をしてくれる「過炭酸ナトリウム」について今回はご紹介しましょう。

過炭酸ナトリウム=酸素系漂白剤の効果とは

市販の酸素系漂白剤の主成分でもある過炭酸ナトリウム。水に溶けると活性酸素を出し、酸化する力でシミや汚れを分解します。酸素系漂白剤は塩素系漂白剤より漂白力が穏やかで扱いやすいこと、色柄物にも使えることや、塩素系のような刺激臭がないところがポイントです。洗濯槽や排水口、食器洗い機用の洗剤としても万能に使うことができます。

酸素系漂白剤と塩素系漂白剤の違いを比べてみると

漂白剤には塩素系と酸素系の2種類があります。どちらにもメリットとデメリットがありますが、ナチュラルクリーニングで使用するのは、刺激臭が無くて肌に優しく、身体に負担の少ない酸素系の漂白剤となっています。2種類の漂白剤の違いを比べてみると、それぞれの特色が見えてきます。

1.酸素系漂白剤

メリット
・除菌、殺菌力がある
・繊維を傷めず汚れそのものや色を落とす
・色柄物の衣類にも使える
・刺激臭は無い
・40度以上のお湯で効果を発揮する
デメリット
・漂白力は塩素系に比べて弱い

【酸素系漂白剤が使えない衣類】
・水洗いできない衣類
・毛や絹などの動物繊維
・ボタン、ファスナーなど金属部分がある衣類
・金属染料が使われている衣類

2.塩素系漂白剤

■注意■

原則として、2種類以上の洗剤を混ぜたり、前後に続けて使用しないように。酸性とアルカリ性の洗剤を一緒に使うと、中和作用を起こして効果が減少してしまいます。特に、「まぜるな危険」と表示されている、「塩素系のもの」と「酸性タイプのもの」が混ざると有毒な塩素ガスが発生して、とても危険です。注意事項をよく読んで正しく使いましょう。また、使用中はしっかり換気をして、ゴム手袋の着用も。

ダスキンお掃除大辞典より

メリット
・漂白力が酸素系よりも強い
・除菌、殺菌力が酸素系よりも強い
デメリット
・繊維を傷めるため衣類にそのまま使うことは少ない
・色素を破壊するため衣類は白物しか使えない
・塩素臭があるので使用後はよくすすいで干すことが必要

ここではナチュラルクリーニングを実践しているので、塩素系漂白剤は極力使わずにいますが、それぞれのメリットデメリットを把握して、用途にあった使い方をするようにしましょう。

過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)の効果を「最大に」発揮するのは60℃のお湯

過炭酸ナトリウムの性質を理解したところで、実際に使ってみましょう。粉末の過炭酸ナトリウムの効果を最大限に発揮させるためには、使用するときの温度が大切ということがわかりました。

水に溶かした時

使用した雑巾を漂白するために水に過炭酸ナトリウムを入れてみました。水に溶かしても粉末が溶けきらず、漂白する力も少ないため、時間をおいてもあまり変化は見られませんでした。

お湯に溶かした時

同じように雑巾を入れて過炭酸ナトリウムを振りかけ、60°C程度の湯を入れてみたところ、たちまち粉末が発砲し、泡が浮いてきました。この泡で汚れを浮かせて落とすのが過炭酸ナトリウムの特色です。

過炭酸ナトリウムでできること

酸素系漂白剤という名前のついている過炭酸ナトリウムですが、衣類の漂白だけが得意なわけではありません。油汚れを落としたり、除菌や消臭力も高いのが特長です。以下の通り、洗濯から掃除まで幅広く使えることがわかりますね。

・食器やふきんの漂白(60°C程度のお湯で)
・洗濯物の除菌やニオイの除去
・排水口や洗濯機などの掃除
・ギトギトの油汚れ落とし
・鍋の焦げ付き落とし

食器やふきんの漂白や、油汚れ落としなどには特に60°C程度のお湯を使うと効果が現れますが、使用する容器がプラスチック製などの場合は、耐熱温度を確認してからお湯を入れるようにしましょう。また、手荒れしやすい方はゴム手袋を着用することをおすすめします。

掃除を楽にするナチュラルクリーニングは長続きします

塩素系のような刺激臭も無く、使いやすい過炭酸ナトリウムは、ボトルに入れて思い立った時に排水口の掃除やふきんや食器の漂白に使っています。

ナチュラルクリーニングを実践するようになり、使う洗剤の数は日に日に少なくなりました。基本の何点かを常備しておけば、あとは汚れに合わせて使うものを選ぶだけ。これがズボラな私にも続けられている理由のひとつだと思います。

次週はナチュラルクリーニングのおさらい。どの汚れに対してどの薬剤を使うのかをまとめてみたいと思います。

 

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新型コロナウイルスの影響で、マスクをする人がとても多くなっています。もちろんマスクは有効ですが、まずは手洗いとうがいの徹底が重要だと改めて感じています。あとは喉を潤わせておくことも忘れてはならないことの1つ。私はこの時期、いつも以上にお茶を飲んでいます。

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