GW直前。今年はなんと10連休の大型になることがわかっているゴールデンウィークです。「平成から令和」への時代が変わる瞬間でもあり、記憶に残る連休となりそうですね。
こんな長い休みには、海へ山へと出かけたり、イベントに参加する方も多いことでしょう。一方、家でゆっくりしたいという方は、まとまった休みにゆっくり本を読んでみてはいかがでしょうか。
どれもさらりと読めて、新しい発見があるものを選んでみました。長い休みにスマホやパソコンから目を離し、活字と紙の手触りを楽しめる本6冊をご紹介しましょう。
心と体に効く本。おすすめ6選
まいにち漢方 (櫻井大典著:ナツメ社)
体の不調や心の不調。西洋医学の薬に頼るのではなく、東洋医学の漢方薬を使ったり、普段から私たちが食べている食材を使って体を整える方法を教えてくれるエッセイです。頭痛がある時はどうしたらいいのか?誰も傷つけないストレス発散法とは?肩こり対策には何がおすすめ?など身近な題材を読みやすい1ページにまとめて紹介してくれます。1月1日から12月31日まで、365日分のヒントがあるので、季節によって読み進めていくのも良いですね。
本日晴天お片づけ (伊藤まさこ著:筑摩書房)
伊藤まさこさんのファンなので、新しい本が出版されると必ず目を通します。片付け下手な私は、伊藤さんのようにスッキリと整った部屋に憧れているのですが、なかなか実行は難しいもの。そんな片付け下手な人にも、キッチンからクローゼット、デスク回りや旅に出る時など、その時々の「お片づけ方法」が記されています。ところどころに、こんな時はどうやって片づけたらいいの?というQ&Aも載っていて、読んだらすぐに実行したくなるから不思議。定期的に読み返している本です。
暮らしに必要なものは、自分で決めていい。(一田憲子著:秀和システム)
心地よく暮らしていくためには、どんなことにこだわりを持ったらいいのか?その答えがこの本には書かれています。暮らしに必要なものを他人の目を気にして選ぶのではなく、自分が「これがいい!」と納得したものだけ選択する。それは必ずしも高価だったり、有名ブランドのものである必要はないのです。年齢を重ねて自分の好みがはっきりしてきたからこそできる選択。この本を読むと傘やバッグ選びから、入浴剤まで、自分で選んだものは愛おしく使えるのだなと思わされます。
アフロえみ子の四季の食卓(稲垣えみ子著:マガジンハウス)
元朝日新聞で記者をしていた稲垣さん。会社員を辞め、冷蔵庫を手放した後の食生活が書かれています。冷蔵庫がないので、保存の効くぬか漬けを利用したり、ご飯はおひつに入れて3日かけて食べたり、味噌汁は出汁を取らず、野菜の旨みだけで食べるというもの。その日あるもの、その日手に入ったもので、一汁一菜の食事を続けているのです。一緒に紹介される食事の写真も、シンプルながら体に良さそうで、とても美味しそう!毎日繰り返される食事作りとは、決して難しいものではないのだということを再確認させてくれます。
おいしい本を作る場所(細山田デザインのまかない帖 セブン&アイ出版)
本屋の店頭にあったこの表紙に惹かれて購入してみました。デザイン事務所の夕食に料理人が出張して作りに来てくれるそうです。職場でこんな食事が食べられるなんてうらやましいですよね。そしてそこに出てくるメニューの数々を写真とともにつくり方を文章で教えてくれているので、思わず作ってみたくなるのもポイントです。「連休中の食事に真似して作ってみよう!」そんな気にさせてくれますよ。
背中握手でねこ背が治る!(篠丸達也著:白夜書房)
読書というより連休中のエクササイズという感じの本ですが。単なるエクササイズ紹介本ではなく「ねこ背がもたらす健康への悪影響」「筋トレよりも、まずはストレッチ」「肩甲骨ストレッチの効果」などパートに分かれて読みやすく解説文が書かれています。実際の肩甲骨ストレッチを始まる前の準備ストレッチを試してみただけでも、私の場合あちらこちらが「イタタタ・・」という感じでしたが。各ストレッチの方法をよく読んで、体の構造を理解してから動かすと、さらに効果がアップするというわけです。
長い休みだからこそデジタルデトックス。ゆっくり時間を使って本を読みましょう
最近はスマホやパソコンやタブレットの普及で、本を読む人が少なくなっていると聞きます。実際に自分の場合でも、以前に比べたら本を読む回数はぐんと減ってしまいました。その分パソコンやスマホの画面を見ることに、大半の時間を費やしています。
そんな私たちが、一定期間スマートフォンやパソコンなどのデジタルデ機器を使わず距離を置く取り組みのことを「デジタルデトックス」と呼びます。そしてデジタルデトックスによって、現代社会に生きる私たちのストレスを軽減できると言われています。毎日チェックせずにいられないパソコンのメールやSNS、LINEなど。膨大な情報の洪水を受け続けていることが、知らず知らずのうちにストレスになっているかもしれません。そう言ったストレスを一定期間遮断することが、デジタルデトックスになるのです。
滅多にない長い休みになるGW。普段できないことで何をしたいかなと思ったときに、一番に思い浮かんだのが「ゆっくり本を読みたい」ということでした。毎日膨大な情報が溢れるように目の前にやってくる生活からちょっと離れて、ゆっくり活字の中に身を置いてみる。これこそがGWだからこそできる贅沢ではないでしょうか。
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