皆さん、こんにちは。
Dr.Mariです。
今日は「親の背中が子供を育てる」のお話です。
親や家庭の影響の大きさ
最近、7歳の娘と一緒に過ごしていると私の話し方にびっくりするほどそっくりで笑ってしまうことがよくあります。
私は歯科医師としての診療や予防医学の活動の他に、10年以上前から様々な心理学を勉強してきました。
そして、その勉強を元に患者さんのカウンセリングを行っています。
そこで1番驚いたことは、「親や家庭の影響の大きさ」です。
社会で活躍している人も、立ち止まっている人も、病気を患っている人もその理由もしくは何かしらのヒントが生まれ育った環境にあります。
よくよく考えてみると、当たり前のことですよね。
生まれてきたお子さんにとっては家庭がはじめての社会なのですから。
そして、それは親が意識していないことを子供が敏感に受け取っていることも多くあります。
環境が与える脳への影響
ドイツ・ハイデルベルグ大学生理学研究所のマンフレート・ツィメルマン教授の研究によると、人の脳は毎秒千百万ビットもの情報を無意識に受け取っているそうです。
私達が「聞いている」「見ている」などと意識できている情報量は五感全部を足しても77ビットしかないとのこと。
この研究結果から人が知覚できる情報はたったの0.001%以下で、99.999%以上の情報は意識されることなく無意識に脳に入っていることがわかります。
どんな場所に住んでいるか。
部屋や自分の机の状態はどうか。
どんな人達と一緒に過ごしているか。
どんな時間を過ごしているか。
これらの事が私達に大きな影響を与えているのです。
そう考えるとご自身やご家族が長時間過ごすお家の状態を見直してみるのも大切ですね。
私も忙しくなるとついつい家の中が荒れていきます。(反省)
最新の脳科学が明らかにした所によると、「楽しい」「嬉しい」「心地よい」と感じたり、
やる気に満ちている状態の時には脳内に特定のホルモンが分泌され、頭脳が明晰になり、健康度も高まるそうです。
心や身体の健康のためにも、自分がどんな状態でいるかのチェックは大切です。
どんな生き方をしているかが子供に影響する
さて、話を戻します。
皆さんは「子供は親の背中をみて育つ」という言葉を聞いたことがありませんか?
なぜ、言葉でもなく行動でもなく背中なのか?
考えてみてください。
私は親がどんな生き方をしているかが子供に影響するためだと考えています。
何も言わなくても子供に伝わるものがあるのです。
細かいことを言うよりも、どんな気持ちで親が過ごしているのか。
何を大切にしている生き方なのか。
そんなことが子供に伝わるのではないかと思う今日この頃です。
それでは、今日も素晴らしい1日をお過ごしください。
次回、またお会いできることを楽しみにしています。
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