最近カフェで注文したサラダの中や、ハンバーガーショップで肉と一緒挟まれて出てくる野菜の中に、アボカドがよく見られます。デパ地下の総菜店でも、アボカドのサラダフェアが行われていました。
それまであまり馴染みがなかったのですが、調べてみるとアボカドは栄養価に優れ、美肌やアンチエイジングにも一役買ってくれる優秀な野菜だそうです。
アボカドとはどんな野菜なのでしょう?その効果的な食べ方やレシピなどをご紹介します。
アボカドとは
アボカドはクスノキ科でワニナシ属の常緑高木で、亜熱帯で生息する高さ30メートルほどの木のことを言います。その木になる果実がアボカドとして食べられているものです。種を植えて実ががなるまでに10ヶ月~15ヶ月ほどかかると言われています。
現在日本で食用として売られているアボカドの多くは、皮の表面がゴツゴツとしていて、熟す前は緑に近い色をしていますが、熟れてくると皮が黒っぽくなり、食べごろがわかりやすいものが多いです。
日本ではメキシコ産のアボカドの流通が一番多く、一年中スーパーなどで手に入るので、季節を問わず美味しくいただけます。
国産品のアボカドを選ぶのならば、美味しくいただけるオススメの時期はこれからの季節、11月から1月の初め頃だそうです。
アボカドの効果は特に女性に嬉しい!
アボカドは別名「森のバター」と呼ばれるように果肉の20%が脂肪分です。脂肪と聞くと太りそうと思うかもしれませんが、この脂肪は不和脂肪酸というもので、血液をサラサラにしたり、コレステロール減少に効果があると言われています。
アボカドに含まれている成分の代表的なものは以下の通りです。それぞれの効能が非常に優れているため、野菜の中でも特に高い栄養価が期待できるのです。
ビタミンE
(抗酸化作用があり、生活習慣病の予防やホルモンの分泌を整える)
ミネラル
(体の働きを維持、調整する働きがある)
カリウム
(心臓機能、筋肉の働きを調整する)
不和脂肪酸
(血液中のコレステロールを減らしたり、血栓を予防する)
食物繊維
(便秘解消や高血圧の予防する働きがある)
アボカドがここまで人気になる訳は、女性ならではの悩みに効果が期待できることからも言えるでしょう。「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンEを豊富に含むアボカドは、美肌効果やアンチエイジングにとても効果が期待できます。
例えば、血流の改善、肌の代謝を良くするなどです。血流が良くなれば肌のハリやツヤも生まれ、潤いも保てるでしょう。
またアボカドに含まれる食物繊維はキャベツやセロリの3倍、トマトやきゅうりの5倍とも言われています。このため一緒にサラダにして食べれば、便秘の解消などデトックス効果が期待できます。
加熱すると成分が壊れてしまうので、アボカドを食べるときはできる限り生で食べるのがオススメです。
アボカドを使った献立の代表例はこちら。
■ちらし寿司■
おなじみちらし寿司に、イクラや錦糸卵と一緒にアボカドを取り入れましょう。アボカドは味付けをしなくても、他の食材の塩味や酢飯の味を引き立ててくれます。
また巻き寿司に卵やマグロと一緒に入れても美味しいですね。
■サラダ■
モッツアレラチーズとアボカドとトマト。タンパク質やビタミンがたっぷり取れるサラダはアボカドが一番美味しくいただけますね。酢を効かせたドレシングと相性も抜群です。
他にも薄切りにしたアボカドにスモークサーモンをや生ハム、ローストビーフなどを乗せたサラダも合いますよ。
■丼にも■
これは考えた人は本当にすごいと思います。マグロとアボカド。なぜこんなにもあってしまうのでしょうか。
わさび醤油がアボカドのコクのある味をさらに引き立ててくれます。
アボカドの見分け方と保存方法
スーパーなどで売られているアボカドを見たときに、そっと指で触って皮がピンと張っているようなものは、まだ実も固く日持ちするでしょう。皮に少し柔らかさを感じるくらいのものはスライスしてサラダなどで食べるのに適しています。
また、皮が少し黒っぽく変色し、柔らかさを感じるものは、熟れているのでディップやソース、スムージーなどを作るときに適しているでしょう。あまり黒くなりすぎた皮のものは、中も熟れすぎて変色している恐れもあるので、注意しましょう。
半分にカットして使わない分は、切り口にレモン汁をかけ、ラップでしっかりと包み、保存しましょう。日持ちはしないので、1~2日以内に食べきることがオススメです。
まとめ
「食べる美容液」とも言われているアボカド。他の食材と組み合わせて上手に食べれば、美肌効果やデトックス効果が期待できることでしょう。
様々な味つけにマッチすることのできるアボカドは、食べ方もたくさんあります。お気に入りの食べ方を見つけてチャレンジしてみてくださいね。
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