夏場は平気でも冬場のお風呂掃除は寒くて冷たくて面倒になりがちですね。毎日じゃなくてもいいか、週に1回でいいか、じゃあ月に1回・・・と溜め込んだ汚れ。
はたと気づくと床は黒ずんでタイルの目地には赤いカビのようなものが発生!なんて経験をした方もいるのではないでしょうか?
そんなあなたの悩みを解決してくれる良い方法があるんです!
風呂場用の洗剤、あれこれ使っていませんか?
お風呂掃除用洗剤、排水溝には漂白剤、浴室のカビ取り洗剤などなど、気づけば浴室用だけで何種類もの洗剤を使うことになってしまいます。漂白剤などは手袋やエプロンをせずに添付するとうっかり自分の服まで漂白することに。
このような時に役に1本のクエン酸スプレーがあれば悩み解決です。
先日ためしに使ってみたら、10年間業者に頼んでも落ちきらなかった風呂場の床の黒ずみが、あっという間にピカピカになりました。
一体クエン酸とはどのような成分なのでしょうか?どのように使うのが効果的なのでしょうか?バッチリ調べてみました。
クエン酸とは?
クエン酸は酸性の成分で、果物の柑橘類や梅干しに含まれているので有名です。サプリメントや化粧品、食品などにも数多く使われています。
掃除の時に使うクエン酸は、その酸性の性質を生かしてカルシウムを溶かしたり、アルカリ性の物質を中和する働きがあります。無味無臭で水に溶けやすい性質を持っています。
掃除の時にはクエン酸の『酸性」という特徴を利用します。
水道に含まれるミネラル分が固まってできた水垢や、シャワーヘッドや水道の蛇口にできた白い塊はアルカリ性の汚れです。クエン酸の持つ酸性がそれらを中和して溶かす働きをしてくれます。
また風呂場の床にはシャンプーやボディーソープなどの石鹸成分や皮脂汚れなどが付着して黒ずんだりしていますが、これらもまたアルカリ性の汚れ。ここでも酸性のクエン酸がすっきり落としてくれるのです。
クエン酸がなぜエコなの?
クエン酸にはホームセンターなどで工業用として売られているもの、スーパーで食用として売られているもの、薬局で薬用として売られているものに分けられています。口に入れたり肌に触れたりするのであれば、食用や、薬用のクエン酸が必要です。
掃除だけに使うもので、しかもクエン酸掃除が初めての方なら、まずは100円ショップなどで売られている安価なクエン酸を使ってみましょう。工業用のクエン酸を掃除のときに誤って口に入れてしまったとしても、大量に飲み込まない限り体に大きな害はないと言われているのも人や環境に優しい秘密ですね。
クエン酸を使って実際に掃除を行ってみましょう!
クエン酸は粉末のものとスプレー状になったものが市販されています。粉末のもので自分で作るには、スプレーのボトルに水200mlとクエン酸小さじ1でよく振って溶かします。
風呂場の掃除の基本は高いところから低いところへ。
1.風呂場の壁にまんべんなくクエン酸を吹きかけておきます。
2.洗面器3分の2ほどに入れた水にクエン酸の粉末を大さじ3杯ほど入れてかき混ぜ、シャワーヘンッドをつけ置き洗いします。
3.風呂の蛇口にクエン酸をスプレーします。汚れがひどい場合はスプレーした後ラップで覆い、2時間ほどおきます。
4.浴槽にもまんべんなくスプレーします。
5.鏡も水垢がつきやすいので、スプレーした後ラップで覆い、汚れを浮き上がらせるようにします。
6.浴室の扉なども忘れずに。
7.最後は床です。全体にスプレーした後ラップで覆い、2時間ほどおきましょう。
後は2時間後に上から順にシャワーの水で流しながら軽くこするだけ。
汚れのひどい部分はブラシでこするとあっという間に水垢が落ちていきますよ。力を入れてゴシゴシこすっていたのが嘘のようにあっという間に汚れが落ちて感動します。
クエン酸で風呂掃除をするときに注意すること
- クエン酸は酸性のために、大理石を溶かしてしまう可能性があります。大理石には中性洗剤を選びましょう。
- 塩素系の洗剤(ハイターなどの漂白剤)と一緒にクエン酸を使うと有毒ガスが発生するので、クエン酸を使うときは他の薬品は使わないようにしましょう。
- 鉄やホーロー製の製品は、クエン酸の酸性成分で錆びてしまうことがあるので、クエン酸の掃除には使えません。
以上の注意点はあるものの、クエン酸は無臭で体に害の少ないものなので安心して掃除に専念できます。
まとめ
環境に優しく、体に負担もないクエン酸でのお風呂掃除。いかがだったでしょうか?
まめにクエン酸をスプレーしておけば、湯垢水垢などもつきにくい浴室になり、結果としてお風呂掃除も簡単になります。
このクエン酸掃除は水周りの汚れ落としに効果があるので、トイレやキッチンなどでも応用できそうですね。ぜひ一度試してみてください!
コメントを残す