夏場はゴミ捨ての時のあの臭い、気になりますよね。
我が家は集合住宅なので、ゴミの日にゴミ袋を持ったままエレベーターで他の階の方と乗り合わせると、その臭いに申し訳ないやら恥ずかしいやらで、とても気を使います。
なんとか嫌な臭いを発生させることなくゴミの日を迎えられないだろうかと考えたところ、やはり生ごみをなんとかするしかないと気がつきました。しかし生ごみ処理機やコンポストなど高額な家電を買うのはためらってしまいます。
お金がかからず、でも臭いもゴミの量も抑えられる生ごみの捨て方を考えてみました。
生ごみの臭いの元は「水分」
大抵は次のゴミ収集の日まで3日〜4日ほどありますよね。この間最初に処分したゴミに含まれている水分から雑菌が繁殖し、これが臭いの元になります。特に高温多湿のこの季節は半日もするといやな臭いが発生してしまいますね。
とにかく、どれだけ水分を抑えてゴミを捨てられるかが臭いを出さないためにするべきことです。
三角コーナーなどは水分が溜まりやすいので、料理で使ったらすぐに中身を処分し、長時間流しに設置しない、水切りネットを使っているならば、捨てる前に水気をしっかり絞る。
コーヒーやお茶の出がらしも水分を切って生ごみと一緒に捨てると消臭効果もあるようです。
臭いを抑えるにはアルカリ性を
そもそも生ごみの嫌な臭いの元は酸性。なので、これを中和するためにアルカリ性のものを一緒に入れて捨てると臭いが抑えられるそうです。
アルカリ性と言えば、以前ナチュラルクリーニングの時に使用した重曹を再度利用してみます
重曹は、酸性の生ごみの臭いを中和し、その粉末が水分を吸ってくれる役割も持っています。
ゴミ箱にゴミ袋をセットするときに、そこの部分にひと掴みほど重曹を入れておきましょう。またゴミを入れて最後に袋の口を閉める時も、ひと掴み重曹をふりかけましょう。これで臭いの中和はかなり期待できます。
また、ほたて貝のパウダーにも消臭効果があります。水に溶かすと、強アルカリ水をつくることが出来ますの簡単です。シュッとふりかけても無害で安全です。
ゴミ箱自体も清潔にしなければなりません。
意外と見落としがちなのがゴミを入れるゴミ箱自体の汚れです。
市販の商品で、ゴミ箱に別の香りをつけて一時的に臭わなくさせるものがありますが、これでは臭いの元はなくなりません。面倒でも晴れてよく乾燥しそうな日に、一度ゴミ箱を掃除しましょう。
いらない布やスポンジで汚れを落とします。その後アルコール除菌スプレーなどを使ってゴミ箱を隅々まで拭いておきましょう。あとは水気を残さないように中までしっかり乾燥させたらおしまい。
これだけでかなり匂いの元が無くなるはずです。
新聞紙やチラシでゴミ受けを作ってみました。
生ごみの水分を吸うという意味では、新聞紙が一番適しているようです。
新聞紙をはじめ「紙」はもともとは植物の繊維を乾燥させたもので、水分をよく吸収してくれます。また新聞の印刷に使われているインクには活性炭が使われており、これらには脱臭効果があります。
このため、新聞紙は生ごみの水分を吸収し、臭いを目立たなくするために効果的なのです。この新聞を作って生ごみを入れる袋を作ってみます。
1.新聞紙を開いて半分に切ったものを2枚用意します。
1/4部分を折り曲げます。
2.裏返したら等分して折り曲げ、一番上に来る部分を左側の折り曲げた部分に差し込みます。
3.また裏返したら上部を三角形に折り曲げます。
4.折った部分を下のポケットの部分に差し込みます。
5.完成です。
2枚重ねの新聞が3つ折りになっているので、袋の入り口付近は6枚くらいの新聞紙が重なっていることになります。
6.開くとこんな風に袋ができます。
今回は新聞紙半分を2枚重ねて作りました。人数の多いご家庭や、生ごみの量が多い方は1枚で1個の袋を作ってみてください。
ここに野菜や果物の皮や、切りクズを入れたり、茶殻を入れたりしていきます。
7.時間のあるときに作っておき、キッチンにストックしておくと便利です。
新聞紙がない人は、チラシでもできますよ。
1回の食事の支度に出る野菜くずや、果物の皮、茶殻などをまとめて新聞紙の袋に入れ、クルクルと丸めて輪ゴムで止めたのがこのくらいになりました。
小さくしたゴミを更にビニール袋に入れてきつく縛り、臭いを閉じ込めます。ここまですればかなり臭いは抑えられるはずです。
更に心配な人は、新聞紙の中に重曹をふりかけておくのも、臭いが中和されるので効果がありそうです。
生ごみ処理用に、こんな商品も発見しました。
紙製水切りゴミ袋
紙製なので水に濡らさないようにして、調理中に出る野菜の皮やクズなどを入れておきます。調理が終わったら丸めて小さくすると、小さな穴から水分が出て行きます。
マチが広くて入れやすいのと、水分をしっかり切れるので便利ですね。
生ごみが臭わない袋
これは本当に防臭効果があります。ある程度水分のあるゴミを捨てても、次のゴミの日までほとんど臭いを発しませんでした。
ただし、値段が高めなのと、販売しているお店が限られているのが残念でした。
まとめ
生ごみの減量と脱臭作戦、いかがでしたか。涼しくなる10月頃までは生ごみの処分に頭を悩ませる季節が続きます。
「水分を切ること」「臭いを中和させること」この2つを頭に置いて、これからはできるだけゴミ全体の量をできるだけ少なく小さくして出すことを心がけたいと思います。
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