阪神淡路大震災から22年、東日本大震災から6年、熊本地震から1年が過ぎました。大きな震災が起こるたびに叫ばれる防災の大切さ。でも実際に被災したり、体験をせずに今に至る人もいます(私もその一人です)。
経験していないので備えも十分ではないかもしれないし、震災の恐ろしさを身をもって経験していないのでどこか他人事のように考えているところもあります。
しかし大きな地震はほぼ来ないだろうと言われていた熊本でも局地的な地震が起こる可能性があることが証明されてしまいました。
自然災害を予測することは難しいです。今の私たちに出来ることは、いざという時のために自分を守ってくれる防災グッズをどれだけ的確に備えておくことが出来るかではないでしょうか。
家に常備しておく非常用持ち出し袋の再点検や、外出時に被災することも考えて、最低限必要で、かつ普段から持ち歩けるものとはどんなものなのかをもう一度しっかり考えてみたいと思います。
まずは非常用持ち出し袋に入っているものをチェック
我が家は5人家族なので、非常用リュック4個と子供が使わなくなったリュック2個、トイレットペーパーなどを入れたトートバッグ1個、ペットの犬用のリュック1個を用意していました。
人間の使うものだけをとりあえず広げてみるとこんなにたくさんの品物が。重複しているものも多いので、まとめてみます。
◆非常用持ち出し袋
銀色のこのリュックは火災にも強い素材で作られているそうです。
しかし、どうしても気になるのはこの形態。紐でぎゅっと結ぶのですが、ファスナーよりも物が入れにくく、雨などの場合隙間から水濡れも考えられます。
そしてこのリュックの紐ですが、重い荷物を背負って移動するには細すぎて、雨で濡れたら使いにくいのではと思いました。
リュックは今後大きめのアウトドア用のものを購入して入れ替えて保管しようと考えています。
◆トイレットペーパー
5人家族とはいえ、こんなに入れていたのかとびっくりしました。軽いですが結構かさばるものです。1人2個ずつ持つことにして、残りは家で使用します。
◆食料品
あれ?5人分のはずなのに少ない。これは賞味期限が切れたものを処分したため、残ったものがこれだけになってしまいました。非常食として1人3食食べられる分くらいは必要かなと思いました。
食品に関してはさらに定期点検が必要ですね。
◆非常用ブランケット
これは実際の暖かさがどのくらいか体験してみないとわかりません。季節にもよりますが、夏に向かう今の季節なら1人1枚あれば十分だと思われます。
◆ロウソク、マッチ
縦長のロウソクよりも、非常用の小さくて太めのロウソクの方が安定性もあり、長持ちしそうなので、これを保管しておくことにしました。
マッチも必需品ですね。他にチャッカマンのようなライターもあると便利です。
◆ビニールシート
これは大きいのが1つあれば十分だと思いました。レジャーシートは荷物などの雨よけには使えそうです。
◆携帯ラジオ
非常用持ち出し袋に1個は必ずラジオが入っていました。が、あまりにも古いものは電池が破損して使えなくなっており、処分しました。
結果残ったのはこの4点です。ほとんどのものが手巻きで充電できるタイプです。
◆懐中電灯
意外と重さがあったのが、これらの懐中電灯です。中に入れる電池が単1の大きいのを2つだったりするので、かさばりそうです。
ほとんどのラジオにライト内臓なので、この懐中電灯は家の各部屋に置いておくことにしました。
◆流せるティッシュ
トイレットペーパーもあるので、流せるタイプのティッシュのみ残すことにしました。流せるウェットティッシュもあると便利だと思いました。
◆救急箱
小さめの箱にセットされた市販の救急箱です。包帯、ガーゼ、絆創膏、カットバンなどが入っています。1つあると便利かと思います。
◆ウォータータンク
水が止まった時に水をもらいに行くために必要なウォータータンクです。折りたたまれていて軽く、かさばらないので1人1個リュックの中に入れておいても良さそうです。
市販の非常用持ち出し袋の中身をチェックしてみました。
こちらは市販で購入した防災用バッグです。コンパクトな30センチ×20センチのバッグの中にこれだけのものが揃えられていました。
- 非常用ローソク
- ランタン
- マッチ
- 軍手
- サバイバルナイフ
- ホイッスル
- 綿棒絆創膏
- 携帯用ラジオ
- ロープ
- ティッシュ
- 非常用ブランケット
- レインコート
これはとても参考になりました。
自宅の持ち出し袋の中身も、これを基本にして必要なものを補充していこうと思います。
そして足りないものを買い足す
◆女性には必携。生理用品
女性は非常袋に入れておきたいものですね。たくさんは入らないので、あえて大きめサイズを入れておくのも良いかもしれません。
◆体や顔を拭くウェットティッシュ
これからの季節だと汗ばんだ体を拭けるものが少しでもあると役立ちそうです。
◆サランラップ
震災などを経験した方からの話によると、サランラップは非常に役に立つ道具となってくれるそうです。
水が使えないので、食事の容器に敷いて使えば洗わずに済むし、止血の時などにも使用出来ます。油性ペンで字を書いてガラスに貼り付け、伝言板のように使うこともできるし、体に巻くと保温効果もあると言われています。
これは家族5人で2本くらい用意しておこうと思います。
◆スプーンフォークなど
こんなに数は入らないのかもしれませんが、小さく梱包されていたので1セット購入してリュックに入れておきました。
◆単4電池
携帯用ラジオを開けてみると、ほとんどが単4電池が使われていました。1つのラジオに4本くらい使う場合もあるので、もう少し多めに補充しておこうと思います。
その他必要だと思われるもの
- 簡易トイレ
- 飲料水
- マスク
- 頭を守るための帽子(またはヘルメット)
災害時の必需品を調べたところ、出てきたアイテムです。
今回自宅の持ち出し袋の中には入れていなかったので、追加する予定です。
ペットがいる場合
ペット(我が家は犬です)も家族の一員です。置いて逃げることは考えられません。ペットのための準備もリュック1つ分作っておけば、いざという時に安心です。
- ベッド代わりになる敷物
- トイレ用ペットシーツ
- フード二日分
- ミネラルウォーター
- 皿もなるコップ
- 首輪
- リード
- ウェットティッシュ
- 便の始末用の袋
外出時最低限必要なものとは
万が一外出時に災害に遭遇したら、とりあえず身を守ることを第一に考えて持ち歩きしやすいこれらのものを選んでみました。まとめてバッグの中にいつも入れておきましょう。
- 非常用ブランケット
- ホイッスル(万が一閉じ込められた時などに知らせることができます)
- 携帯用ライト
- 小銭(公衆電話用を使用するとき使います)
- ペンとメモ
まとめ
いかがでしたか?しまったままにしている非常用持ち出し袋も、見直してみると入れ替えるものや新たに追加するものなど発見がたくさんありました。
今回参考にしたのはこちらのサイトです。
まだまだ自宅の非常用袋には足りないものもたくさんあるし、リュックも軽量で容量の大きいものに変えたいし、水や簡易用トイレなども必要だなと思いました。
このように見直してみることで、防災グッズの用途を再確認できるし、慣れたものであればいざという時に使いやすいと思います。
いつ来るか予測できない災害。あって欲しくはありませんが、身を守る術として非常用持ち出し袋の定期点検を習慣づけてはいかがでしょうか。
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