雨の日や台風が来る前になると体調が悪くなったり、晴れた日より雨の日のほうが頭痛がしたり、ひどく眠気がしたり。人間の体は天候や気圧、雨の変化によって大きく変化します。
なぜそうなるのでしょうか、どのように予防し、また不調の時にはどのように過ごしたらいいのでょうか。まとめてみました。
低気圧になるということとは?
水の中で泳ぐと耳や鼻など体に圧力がかかるのを経験しますね。これを水圧と言います。
同じように地球を取り巻く気体には大気というものがあり、その大気の重さが地面にかかる圧力のことを気圧と呼び、hPa(ヘクトパスカル)という単位で表されます。周囲より気圧の高いところを高気圧、気圧の低いところを低気圧と言います。高気圧では晴天の日が多く、低気圧では雨や台風の日になります。
低気圧になるということは、それだけ空気が薄くなり、体は膨張します。この膨張によって血液やリンパの流れも低下するため、普段より低気圧の時の方が血行が悪くなり、体調不良を起こしやすくなると言われています。
体の中は気圧の変化でどうなっているの?
人間の体は交感神経と副交感神経という2つの自律神経からできています。
交感神経は体を活動させるための神経で、副交感神経は体がゆったりと休む状態にある時の神経です。酸素が薄い、光が少ないことなどから体は低気圧を感じ取り、副交感神経を優位に働かせるようになります。
このため、副交感神経の働きである体を休めるモードが強まりますが、私たちの日々の生活は高気圧時も低気圧時も同じであるため普段より「だるい」「眠い」「疲れやすい」などという症状を低気圧の時の方が感じやすくなるわけです。
低気圧の時の対処法とは?
低気圧の時は体のだるさも手伝って、気分も落ち込みがちです。しかも天候もはっきりしない日が多いもの。
こんな時は少しでもリフレッシュできるように香りの力を借りましょう。ラベンダーやミントは頭痛やだるさをスッキリさせてくれることで有名ですが、さらに精神的にリラックスしたい場合にはカモミールやローズマリーを選ぶと良いでしょう。
ハンドクリームや、ボディークリーム。首や手首にローラーでつける香水のようなものも市販されています。お気に入りの香りは、副交感神経を刺激してリラックスを促してくれるそうです。
また、普段は入浴時間が短めの人も、低気圧の時はぬるめのお風呂にゆっくりと浸かるのも効果的です。風呂上がりにお気に入りの香りのクリームをつけて気になる部分をマッサージすると良いでしょう。
特に頭痛が起きやすいこめかみ周辺や首、肩、などを優しくなでるようにリンパの流れを良くするイメージでマッサージするのが効果的です。いつもより長めに睡眠をとることを意識するのも良いでしょう。
低気圧の時は冷え防止を強化しましょう!
血流やリンパの流れが悪くなるということは、体の中の温度も低気圧時は冷えていることになります。体が冷えると免疫力も落ち、風邪やその他の病気にかかりやすくなります。
これ以上体を冷やさないように、低気圧が近づくのがわかったなら、いつも以上に体を温める対策をとりましょう。
意識して温かい飲み物をとることはとても大切です。生野菜を普段食べてる人は、温野菜に変えてみてはいかがでしょうか?
かぼちゃ、じゃがいも、大根など、根菜は体を温める効果に優れています。それらをレンジで温めると温野菜ができます。そこに生姜を加えたドレッシングなどをかけるとさらに体が温まるでしょう。根菜を入れた味噌汁も野菜が取れて体が温まるのでとてもオススメです。
まとめ
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毎回来る低気圧の不調時をできるだけ減らすためにも、こまめに天気をチェックし、早めに対策をとれば不調も最小限に食い止められるのではないでしょうか。これらの方法をぜひ一度試してみてくださいね。
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