塩豚(プティ・サレ)と大豆の煮込みスープ

豚肉ブロックを塩漬けにすることでうまみ凝縮!
冷蔵庫の中の野菜と一緒に煮込みスープでいただきます。

塩豚の塩気だけで十分!
クズ野菜でブイヨンをとり、塩豚と煮込むことでそのままで美味しいコンソメスープになります。

主な食材の栄養素と期待できる効果

食材 栄養素 期待できる働き
豚肉 タンパク質 体をつくる、免疫力向上
ビタミンB1 疲労回復、ストレス緩和、冷え性改善
ビタミンB12 貧血予防、不眠症予防
ナイアシン(ビタミンB3) 血行促進、血管拡張、二日酔い予防
鉄分 貧血予防、冷え性改善
亜鉛 味覚障害予防、美肌
大豆 タンパク質 体をつくる、免疫力向上
鉄分 貧血予防、冷え性改善
イソフラボン 更年期障害軽減、骨粗鬆症予防
ビタミンB1 疲労回復、ストレス緩和、冷え性改善
ビタミンB2 美容、美肌
ビタミンB6 美髪、美肌、月経症状の緩和
葉酸 貧血予防、免疫力アップ
サポニン コレステロール低下、中性脂肪低下、血栓抑制、肝機能改善、冷え性改善
食物繊維 デトックス、便秘改善
レシチン 認知症予防、動脈硬化予防、ダイエット、美肌

分量 4人分(作りやすい分量)

材料

豚バラ肉または豚肩ロース肉(塊) 400g
20g(塊肉重量の5%)
大豆(乾燥) 75g(茹で大豆で200g)
生ハム 10枚
黒コショウ
<A>
タイム 適量
ローリエ 1枚
セロリの葉 適量
粒黒胡椒 小さじ1
<B>
玉ねぎ(小) 1個(約120g)
にんじん 1/2本(約70g)
セロリ 1/2本(約50g)
キャベツ 1/4個(約250g)
ニンニク 2かけ

一人当たり約750kcal

作り方

  1. 塩豚を作ります。
    豚肉の塊に肉重量の5%の塩をすり込み、ビニール袋に入れて冷蔵庫で半日〜3日ほど置きます。
    (冷蔵庫で2週間程度保存可能)。
  2. 大豆を浸水させます。
    乾燥大豆を流水でよく洗い、たっぷりの水に浸けて一晩置きます。
    (大豆が水を吸水して倍の大きさになります。)
  3. 大豆を水煮します。鍋に浸水させた大豆を移し、新しいたっぷりの水で煮ます。
    泡やアクは取り除きながら約1時間ほど煮ます。
  4. 塩茹で豚を作ります。
    鍋に冷蔵庫に置いておいた塩豚をビニール袋から開け、塩の付いたまま肉にかぶるまでたっぷりと水を注ぎ、<A>を加えて強火で加熱します。
    煮立ってきたら火を弱めて1時間ほど煮ます。
    沸騰してきたらアクを取ります。
  5. 大豆と塩豚を煮ている間に、<B>を切ります。
    玉ねぎ、にんじん、セロリは大豆と同じくらいの大きさに角切りにします。
    ニンニクはみじん切りに、キャベツはざく切りにします。
    この時に出たクズ野菜はアクが数無くなってきたの鍋に入れて、煮込みます。
    (野菜の旨味が出てコンソメ要らず)
  6. 1時間ほど煮込んだ大豆と塩豚は、具と煮汁に分けます(煮汁を捨てないように!)。
    塩豚を茹でるときにしようした野菜類やスパイスは取り除きます。
  7. 茹でた塩豚を薄くスライスします。
  8. 大きめの鍋に、茹で塩豚、刻んだ野菜、大豆を入れて、上からキャベツをのせ、取り分けておいた、ダイスの茹で汁と塩豚の煮汁を合わせて6カップ(1200ml)加えて加熱します。
    煮立ったら火を弱めて30分ほど煮ます。
  9. 最後に生ハムを加えてサッと混ぜ合わせ、仕上げに黒コショウをふります。

ひとことおいしくなるコツ

  • フランスやスペインでは塩漬けにした豚肉を豆(白インゲン・ひよこ豆・レンズ豆)と煮込みます。
  • 肉重量の5%相当の塩をすり込み、ポリ袋などに入れて冷蔵庫で保存することで、長期保存ができ(冷蔵庫で2週間)、旨味も凝縮します。長期保存が可能なので、使いたい分だけ使えます。
  • 冷蔵庫にある野菜でO K!
  • 野菜のきりくずなども一緒に煮込むので、野菜の出汁がスープに溶け出します。
  • 大豆の煮汁や、塩豚の煮汁も使うことで、旨味と栄養素を残さずいただきます。

この記事をかいた人

人生を豊かにする栄養士、しいなゆきこです。
いつも、健康館「冷え性改善レシピ」をご覧くださりありがとうございます!
私たちのカラダは、私たちが食べたものでできています。
毎日のお食事の積み重ねが、未来の自分のカラダをつくります。
自分自身や大切な人・家族のために、豊かな人生を送るための食生活をご提案しています。
(取得資格)栄養士、食生活アドバイザー、フードコーディネーター、ガス設備士
(活動内容)レシピ配信・監修、メニュー開発、講師、料理研究家

ABOUTこの記事をかいた人

人生を豊かにする栄養士、しいなゆきこです。
いつも、健康館「冷え性改善レシピ」をご覧くださりありがとうございます!
私たちのカラダは、私たちが食べたものでできています。
毎日のお食事の積み重ねが、未来の自分のカラダをつくります。
自分自身や大切な人・家族のために、豊かな人生を送るための食生活をご提案しています。
(取得資格)栄養士、食生活アドバイザー、フードコーディネーター、ガス設備士
(活動内容)レシピ配信・監修、メニュー開発、講師、料理研究家