1日の始まりや仕事中、家事の合間にちょっとひと息つきたい時など。コーヒーはその香りとともに気分をリフレッシュしてくれます。
毎日何気なく飲んでいるコーヒーも、美味しくなる淹れ方や効果的な飲み方、飲んだ後の口臭対策まで、知っているようで知らないことがたくさんあります。
今回はそんなコーヒーの魅力を再発見しました。これを読めばあなたもすぐにコーヒーが飲みたくなるかもしれませんね!
知っていると楽しいコーヒー用語
■焙煎(ばいせん)とは
コーヒーと一緒によく聞かれる言葉に「焙煎」と言う言葉があります。
これは水分を加えず高温で加熱しすることによって、その食品中の水分を飛ばし、香ばしい風味をつけたり、その食品を食べるのに適した状態にする為に行われる工程のことを言います。
これらは「ロースト」とも呼ばれ、乾煎り(からいり)することを指します。
コーヒーだけでなく、緑茶や中国茶にもこの焙煎処方が行われるものもあり、緑茶をさらに強く焙煎したものが「ほうじ茶」になります。
アーモンドや落花生、マカダミアナッツなども焙煎することによって、そのままでは食べられなかったものが香ばしく、消化しやすい状態になっています。
■浅煎り深入りとは
コーヒー専門店で豆を買ったり、コーヒーを飲む時に「豆は浅煎りにしますか?深煎りですか?」と聞かれたことがあります。
コーヒー豆はコーヒーの木から採れた木の実です。それを精製して焙煎したものがコーヒー豆になります。
現在日本では焙煎(ロースト)の度合いは8段階に分けられているものが多く、真ん中の4段階が中煎りとなり、それより前のものが「浅煎り」後になると「深煎り」と呼ばれているのが一般的だそうです。
浅煎り
豆の色が薄く、果実であったコーヒー豆の味が残り、フルーツのような酸味も感じられるものが多い。
深煎り
焙煎が進んで苦味や渋味が増えるものが多い。深煎りが進むと豆の色が茶色から濃い黒色に変化していく。
コーヒーの美味しい淹れ方のポイント
- コーヒーは粉にすると酸化が進むため、粉の状態で買うのならば少なめに買ってすぐ飲みきると良いでしょう。余ったのものは、密封容器に入れて冷暗所で保管しましょう。
- 豆で挽くなら、飲む直前に挽くと良いでしょう。
- コーヒーメーカーで豆を挽く場合は、中細挽きが美味しいと言われています。
- ペーパードリップで淹れる場合も中細引きの豆が淹れやすいそうです。
- 沸かしたての熱湯ではなく、85℃から90℃くらいが理想です。
- いつも美味しく淹れるためには、自分の好みの濃さで淹れられた時の抽出量を覚えておき、次回からもその量を保つようにしましょう。
そうすれば濃さの差がなく、いつも美味しいコーヒーを飲むことができます。
コーヒーのアンチエイジング効果
コーヒーは以前はカフェインが大量に含まれているため胃腸を荒らしたり、夜に飲むと眠れなくなるなどと言われた時もありました。今ではさらに研究が進み、コーヒーに対する見方もずいぶん変わってきているようです。
植物の種皮や表皮、種子に含まれていると言われるポリフェノールが体の酸化やサビをを防ぐ抗酸化効果があることはよく知られていますね。
ポリフェノールの働きの中の一つにシミやシワなどの肌トラブルを引き起こす「活性酸素」の増殖を抑える効果があり、これらが肌の老化を防ぐアンチエイジング効果を発揮するわけです。
ポリフェノールを含んだ飲み物で有名なのは緑茶、ワイン、ココア、豆乳などですが、コーヒーに含まれるポリフェノールは、緑茶のほぼ2倍、赤ワインと同等含まれていると言われています。
さらにコーヒーは飲むことによって体を巡り、体内に吸収されるのも早いため、抗酸化作用をはじめ健康の維持に役立っているそうです。
またインスタントコーヒーにもポリフェノールは含まれているため、豆を買って淹れることができなくてもポリフェノールを体内に取り入れることができます。
豆から購入できる場合は、浅煎りだとポリフェノールが多く残り、深煎りだと少なくなっていることを覚えておくと良いかもしれませんね。
また、ポリフェノールの効果は体内に摂取して2、3時間後からと言われています。
その他のコーヒーの効能
- 肝臓疾患のリスクを減らす
- 消化促進
- 香りによるリラックス効果
- カフェインの脳活性化効果
- 腸を刺激してデトックス効果あり
- 利尿効果が期待できる
濃さや、焙煎方法の好みは人それぞれあるかもしれませんが、効果を知っていると、さらにコーヒーを飲むことが楽しくなりそうですね。
口臭対策は
美味しくて体に良いコーヒーですが、コーヒーを飲んだ後に口臭が気になることがあります。
これはコーヒー豆を細かく粉末にした際に、豆の中の微粒子が溶け出して、舌の表面に付着して溜まるからと言われています。インスタントコーヒーや缶コーヒーでもこれと同じことが起こります。
舌に付着したコーヒーの微粒子は口の中の唾液の分泌を妨げ、そのため口の中の歯垢などに反応して細菌が繁殖し、口臭の原因となるのです。
これらの口臭を防ぐためにはコーヒーを飲んだ後に水を飲んだり、歯磨きと一緒に舌磨きをしたり、ガムを噛んで唾液を増やすなどして、食べかすを取り除くようにすると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?これからコーヒーを飲む時は、浅煎り深煎りなど自分の好みの濃さを見つけられそうです。
またポリフェノールによるアンチエイジング効果を期待しながら、ゆっくりと体に染み込ませて飲みたくなりました。
そして飲んだ後はきちんと舌を綺麗にして口臭などが気にならないようにしておきましょう。どうぞ楽しいコーヒータイムを!
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