新年の始まりには、いつも「今年こそは！」と、新しいことを始めてみたいと思うものです。今年は血液やリンパの流れをよくするためにお風呂上りにボディークリームを塗るのを習慣にしてみてはいかがでしょうか。
ボディークリームを塗るとどのような点が良いのでしょう。また効果的な塗り方はあるのでしょうか？ボディークリームでのマッサージに関するあれこれをご紹介します。
血液とリンパ液の仕組み
「マッサージをして血流やリンパの流れを整えましょう」という言葉がよく聞かれますが、実際血液とリンパ液はどんな風に流れているのでしょうか。
私たちが普通生活している時も寝ている時も、体の中では血液とリンパ液は絶え間なく流れています。どちらも心臓に向かって流れていますが、血液は心臓をポンプとして循環しているため、動脈を通って毛細血管まで行くと、次は静脈を通って心臓へ戻ってきます。
これに対してリンパ液は血管のように心臓を使ってポンプ機能で流れることはなく、周囲の筋肉の動きによってゆっくりと流れています。そのため運動不足や同じ姿勢を続けるなど筋肉が動かないと、リンパが流れることができずに滞ってしまうわけです。
巡りが滞るとどうなるの？
血液は新鮮な酸素や栄養分を体全体に運んだり、老廃物などを回収したりする働きを持っています。この血液の巡りが滞ると冷え性や、肩こり、腰痛、肌荒れなど様々なトラブルを引き起こします。
また、リンパ液も体全体に流れていますが、リンパ液の通り道の中でも耳の下、鎖骨のくぼみ、脇の下、股関節周辺にリンパ節というものがあります。
免疫機能のあるリンパ節を通ることで、リンパ液内に細菌や病原菌、老廃物が入らないようにしています。よくリンパのつまりを取りましょうと言って鎖骨部分を押すマッサージがありますが、それはリンパ節の働きを高めて綺麗なリンパ液を流しましょうということだったのですね。
ボディークリームを塗ると良いわけ
血液の流れとリンパ液の流れがわかったら、今度は毎日それらを意識的に流すようにしましょう。特に冬場は肌が乾燥しやすく、お風呂から出た後に何もしないでいると、肌がカサついてしまう人も多いのではないでしょうか。
ボディークリームを塗るなら風呂上りに体を拭いてすぐくらいが一番効果的、また習慣にしやすいでしょう。クリームを塗ることで、保湿され、一緒にマッサージすることで血流とリンパの流れも促進できます。
効果的な塗り方
マッサージというと力を強く入れてツボを押す！と考える人も多いと思います。しかし風呂上りに毎回真剣にマッサージをするのはなかなか大変ですよね。
習慣化させるためにはマッサージというより、ボディークリームを塗って肌を撫でることを意識しましょう。撫でるだけでも十分リンパや血流は良くなり、新陳代謝がよくなると言われています。
どんなクリームを選んだらいいの
お好みのボディークリームで十分ですが、さらさらタイプより少しコクのあるクリームが指の滑りもよく、流しやすいでしょう。
また肌の保湿を考えると、あまりさっぱりタイプより、冬場はしっかりしたクリームを選んだほうが良さそうです。
最近はオイルなども人気ですよね。お気に入りの香りなどを探してみましょう。
特にマッサージしておきたい場所は
＜マッサージの順序＞
血液もリンパ液も心臓に向かって流れていますが、足先や手先は心臓から遠いため、どうしても流れが悪くなったり滞ったりしてしまいがちです。
マッサージをするときは、これらの末端からスタートしていきましょう。
足先→ふくらはぎ→もも→下腹部→上半身→鎖骨や首回り→脇の下のリンパを押さえたら腕へ
指先→パソコンやスマホなどで意外と凝っている肘から下→二の腕も下から上へ流す→首筋を下から上へ→顔→最後に耳の後ろから首筋にかけ上から下へ老廃物を流して終了
＜特に流したい部分＞
リンパ節のある膝裏、股関節のそけい部（足の付け根）、脇の下、鎖骨、首筋は大切な部分なので、少し念入りに撫でたり軽く押したりしても良いでしょう。
マッサージをすると良い点
お風呂上りのマッサージなので、まず体がさらにポカポカと温まってきます。そしてクリームをつけているために全身が保湿され、乾燥が気にならなくなるでしょう。
さらに1日の終わりのバスタイムに行うので、その日のむくみやコリが解消され、老廃物も流れやすくなります。マッサージした後に水分補給をすれば、さらに老廃物が排出されやすくなりそうですね。
まとめ
いかがでしたか？毎日忙しい私たちなので、時間をかけてじっくりとはなかなかいきません。
でも歯磨きをするように毎日の習慣の中にマッサージを組み込んでしまえば、意外と長続きするのではないでしょうか？さらに効果が実感できるときっと続けられると思います。
体のためにも1日をリセットするためにも、お風呂上りのボディークリームでのマッサージを習慣にして、全身の巡りをさらに良くしていきましょう。
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