2018年も終わろうとしています。この1年間も「季節を感じる暮らしの小部屋」のコラムでは四季の行事ネタから掃除、旅行、イベント、ペットのことまでいろいろな内容を書かせていただきました。ライターとしてこのコラムを書くにあたり、どれだけ読者の興味を引く記事が書けるかということにこだわってきました。
コラムを書く仕事で何より励みになるのは、コラムを読んでくださる人が増えることです。手さぐりで執筆していた最初の頃から、検索ワードを意識して文章を書くようになった最近まで「どうしたら読んでもらえるのか」にこだわった1年を過ごしてきました。
そんな2018年を振り返ってみたいと思います。
「検索ワード」にこだわる
あるひとつの記事を書いた時に、記事の最後にそれに関連するキーワードを一緒に入れておきます。例えば料理教室で韓国料理を習ったことを書いた記事では「料理教室」「韓国料理」などというキーワードを入れて文章を作成すると、それらの言葉を探している人がこのサイトを見つけやすくなるのです。
たくさんの検索ワードを入れておけば、それだけたくさんの人の検索の目に止まる可能性があるわけで、今年はこの検索されるための題材探しと、検索の多い単語を意識することににこだわり、文章を作っていました。
ライター4年目を迎え、視野が広がってきました
コラムがスタートした当初は、まだ私は駆け出しのライターでした。自分の文章にも自信がなく、コラムといえば他サイトのものを見て参考にしたりしていました。季節ネタも決まったものを書き直すだけだったり、掃除もまだ完全にナチュラルクリーニングとは決めかねており、模索しているところでした。
現在はWeb上で検索すると、ありとあらゆる「人の書いた文章」が存在します。例えば「卵料理」というワードで検索しても無数に卵に関する記事が現れます。そして見やすい記事と残念な記事は一目瞭然ということもわかってきました。
読みやすい文章、目に飛び込んでくる写真。それらがピタッと合っている時に読者は「この先も読んでみようかな」という気持ちになると思います。写真の撮り方にも工夫して、次も見てみたいと思わせるような写真を探したものでした。
「タイトル」や「見出し」が読者を引きつけることに気づく
何かを検索し、1つの記事に出会った時、読者にはまずタイトルが目に飛び込んできます。ここで読む人の気持ちにあったタイトルがつけられていれば、それ以上読みたくなるでしょう。なんだかよくわからないタイトルだなと思われれば、そこで見るのを止めてしまうかもしれません。
また、段落ごとにつけられる見出しも大きな力を持っていることがわかりました。ここで探したい言葉が出てくると、人はその先も読んでみようと思うものです。これほどタイトルと見出しというのは重要なのだということも今年学んだことです。
ある記事を執筆して提出した際に「あなたの記事は見出しが当たり前すぎて面白くない」と言われました。「これでは読者は読む気がなくなります」とも。その時はショックでしたが、なるほど、読み返してみると、タイトルや見出しが「〇〇とは?」の疑問系ばかりで、本文ではその答えを書いているものばかり。これでは読者は「おっ!」という気にはなりません。何より書いている自分も面白くありませんでした。
それからは自分が興味があるサイト、ブログなどとにかくたくさん読んで、タイトルの研究をしました。さまざまなチャレンジの後、ただびっくりするようなタイトルをつけて驚かせるのではなく、続きも読みたいという興味を引き出すタイトルをつけようと思い、今はそれを実践しているところです。
もちろんタイトルや見出しだけすごくて、中身は無いものでは困るので、そこに続く本文の書き方も日々進化するようにしています。
他にはないものを探し続けています
この1年は、ほかのサイトには無い記事を書くことをずっと考えてきました。季節ネタや掃除ネタも本当に沢山の記事が存在しますが、そのなかでも見やすく読みやすい記事とはどんな記事かを模索していました。
そして思いついたのは「自分しか書けないテーマを選ぼう」ということでした。今年執筆した記事の中には、猫を飼っていない人には保護猫の話は、インスタグラムをしていない人にはインスタグラムやSNSの話は興味を持てないものだったかもしれません。
それでも、一部のそれに興味のある人に、しっかり届けることが出来れば、それが自分のオリジナル記事の意味になると考えました。多くの人に読んでもらいたいと言いながら、一部の人にしかわからない記事を書くのは矛盾していますが、幅広いテーマを選ぶことによって、検索ワードの中からこのサイトを見つけてくれる人の存在を意識していました。
何かに特化したものではなく、暮らしていく中で私のアンテナに引っかかったテーマで記事を書く。これが「季節を感じる暮らしの小部屋」らしさにつながっていけたらいいなと思っています。
読んで何が心に残るのか常に考えるように
自分1人のブログとは違うので、旅行の記事も、美術館などに行った記事でも、読み終わった後に何か心に残る記事にしたいといつも思っています。
そして読み終わった後に少しでも「私も行ってみようかな、何かに挑戦してみようかな」と読者の方に思っていただけたら、それが記事を書いている私にとっては一番の幸せです。
最後に1年間読んでいただき、ありがとうございました。また来年もさらに読み応えのある記事を書けるように頑張りますのでよろしくお願いいたします。
コメントを残す